開国の父 老中・松平忠固
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記 事

【137】阿部正弘、『炎の剣』と『氷の剣』を入手する≫

阿部正弘、忠固という『剣』を手に入れる

阿部正弘が弱冠26歳で老中首座に就任します。

着々と政権基盤を固めると同時に、ここで2つの強力な武器を手に入れます。

1つは、忠固。

竹馬の盟友であり、その力は迫りくる西洋に対して現実的に取り入れようという「判断」と「行動力」。

一度政治生命を絶たれた忠固を引き上げることで、義理堅い忠固は決して阿部を裏切ることがないはずです。

 

 

 

もう一つの剣、それは

実はまさに同時に、阿部はもう一つの剣を手に入れます。

それは忠固とは正反対の西洋排斥という武器、水と油・炎と氷ほど対極の「判断」と「行動力」。

それが、御三家・水戸徳川家の徳川斉昭です。

斉昭もまたこの時、水戸藩主を追われ謹慎中でした。

その謹慎を解き、復権に尽力したのが阿部正弘で、やはり斉昭もその炎ごとく激烈な性格でありながら終生、阿部正弘を裏切ることなく彼の力になるのです。

 

 

 

水野忠邦の8か月復権も阿部の策略ではないか!?

斉昭という『炎の剣』と忠固という『氷の剣』。

正反対の思想を持ち、しかもその両方とも圧倒的な行動力を伴う・・・

そのような人材を使いこなすのがいかに偉大なことか、阿部の後継者が自分の意に沿わない者全てを弾圧しひいては幕府自体を滅亡に至らしめた例を挙げるまでもないと思います。

そのような能力を備える阿部正弘、前任者である水野忠邦が一度失脚したのにもかかわらず8か月だけ復権したのも、水野に鳥居など内閣のガンをすべて取り除かせる為だけに復権させたのではないか、と思えてしまう程です。

 

 

 

 

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