開国の父 老中・松平忠固
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記 事

【164】最も印象的なペリーの日本評≫

滞在8日目の日記より

川を遡ると、外国人の姿を一目見ようと岸にやってきた大勢の住民に出会った。

あらゆる身振り手振りで歓迎の意を表してボートに向かってあいさつし、すすんで水やおいしい桃をくれる住民もいた。

政府船が二、三艘ついてきたが、乗り込んでいた役人たちは我々を歓迎して訪ねてきた。

そのうちに互いに友情が芽生えてきて、アメリカ人は日本人と一緒に煙草を交換し合って飲むほどになった。

我が士官たちはこの親切なもてなしのお返しに、知り合ったばかりのホスト達に拳銃を見せてやり、撃ってみせると日本人は非常に驚き、かつ喜んだ。

このように大変なごやかに交流して楽しんでいる間、日本人は非常に愛想よく、おおらかにもてなしてくれた

 

 

 

最も印象的なペリーの日本に対する感想

艦載ボートが測量から帰ってくると、士官や部下たちは日本人の親切な気質や国土の美しさに有頂天になっていた。

実際どこを見ても、これほど絵のように美しい景色はないと言えるほどで、艦上にいる者さえ、周囲の海岸を眺めて飽きることがなかった。

高度に耕された土地がいたるところにあり、あらゆる草木は深く豊かな緑をたたえている。

無数のつつましい村々が入り江の奥の林に見え隠れして、それが湾の単調さを破り、小川が丘陵の緑の斜面を流れ落ちて静かに草地をうねる。

それらすべてが一つに調和して、美しく、豊かで幸福な景観を作り出す。

誰もがそのような眺めを楽しんだ。

ペリー艦隊日本遠征記 P587

 

 

 

 

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