開国の父 老中・松平忠固
2月2019
【115】盟友・阿部正弘≫
阿部正弘が藩主に
天保7年(1836年)、阿部正弘が18歳で福山藩主となります。
この6歳年下の阿部正弘と忠固がペリー来航時の政権の中枢として活躍することになります。
ただ、「阿部と忠固が懇意で一緒になって政局に当たった」とする資料は多くありません。
【114】きっかけは天保の大飢饉≫
6年も続く大飢饉
忠固が藩主となった3年後、天保4年(1833年)に天保の大飢饉が始まります。
天保7年の米の年末残が1,014俵、3,356俵必要なので3分の1しか収穫がない、といった状況が天保10年まで続くことになります。
【113】最初の政敵・鳥居耀蔵≫
おなじみの悪役!?鳥居耀蔵
鳥居耀蔵といえば、時代劇『遠山の金さん』の悪役として有名かもしれません。
詳しくは、wikipedia
蘭学を取り入れる江川英龍や高島秋帆、渡辺崋山らと対立・投獄などした西洋科学を嫌悪する人物ですが、忠固の最初の政敵と言えるでしょう。
【112】江戸幕府の出世コース≫
奏者番
忠固は藩主となった4年後の22歳の時に【奏者番】をいう役職に就きます。
奏者番とは、将軍と大名たちをつなぐ連絡係で、幕府の出世コースの第一歩です。
資格のある全国の譜代大名から20名程度が選ばれます。
外様大名やご家門・親藩は奏者番にはなれません。
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