開国の父 老中・松平忠固
徳川家慶/家定
【166】ペリーが去った直後に将軍死去≫
将軍・家慶死去
ペリーが日本を去ってからわずか10日後、12代将軍家慶が亡くなります。享年61歳。
家慶を語る上で外せないのが、父・家斉との関係です。
家斉は50年間も将軍職にあり、45歳で家慶に将軍を譲った後も4年後に死ぬまで政治を握り続けます。
「賄賂が公認されるほど腐敗した政治・家斉の重臣たちを一掃した」これが家慶の核心たる事業と言えるでしょう。
そして、他でも述べましたが、若干24歳の阿部正弘を老中首座に登用した「人物を見る目」は卓越したものがあると、個人的には高く評価しています。
【174】描かれた柿図にみる将軍・家定≫
家定は無能とされているが
ペリーが日本を離れて10日後に将軍家慶が亡くなり、その5か月後に息子・家定が将軍に就任します。
家定は病弱で暗愚、その評価は最低レベルです、忠固と同様に。。
ですが、それも政敵の立場であった松平春嶽やその家臣の中根靱負の書いた『昨夢紀事』が現在の歴史学に大きく採用されているからであって、このサイトは忠固と同様、家定が無能だとは評価していません。
むしろ幼いころから暗殺者と闘いながら、したたかな面を備えていたと考えています。
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