開国の父 老中・松平忠固

【113】最初の政敵・鳥居耀蔵≫

おなじみの悪役!?鳥居耀蔵

鳥居耀蔵といえば、時代劇『遠山の金さん』の悪役として有名かもしれません。

詳しくは、wikipedia

蘭学を取り入れる江川英龍や高島秋帆、渡辺崋山らと対立・投獄などした西洋科学を嫌悪する人物ですが、忠固の最初の政敵と言えるでしょう。

 

 

鳥居と激しく対立

鳥居が目付となり蘭学者に対し監視するようになったのが40歳の時で、その時忠固は24歳。

天保の大飢饉の対策として養蚕を奨励していた頃で、米以外の産業振興して財政を回復させようという政策は渡辺崋山のアドバイスを受けていたと考えられます。

その崋山が捕らえられ、西洋式軍備の実演をした高島秋帆をも投獄され、若き忠固は鳥居と激しく対立しますが、政争に敗れ、寺社奉行を罷免されることとなります。

 

 

 

やはり歴史に出てこない忠固

上のwikiにも忠固の名は一切出てきません。

ですが、江川や高島は幕臣、崋山は陪臣にすぎず、鳥居と最も対等に対立していた人物が抜けている気がします。

鳥居が目付となった天保7年から南町奉行を罷免されるのが天保15年。

この年に天保年間は終わり、元号が『弘化』に変わります。

そして、失脚した忠固は弘化元年に寺社奉行に再任するのです。

 

 

 

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